関節痛の3つの原因

デスクワークのため長時間同じ姿勢でいる、運動が不足している、など現代人のライフスタイルは関節痛に悩まされる要素が満載です。

 

関節痛が生じる原因はさまざまですが、ここでは関節痛の原因として代表的なものを3つご紹介していきます。

 

予防方法や、症状が出てしまった時の対処法なども合わせて紹介していくので参考にしてみて下さい。

1.変形性関節痛

これは主に関節の老化によるもので、関節痛の原因として最も多いものです。

 

私たちの関節には、関節の両側にある骨同士が直接ぶつかり合うのを防ぐために軟骨が挟まっています。
この軟骨が加齢とともに擦り減っていき、関節同士がぶつかり合うようになってしまうと痛みが生じます。

 

この変形性関節痛は、一度発症してしまうと治療をしない限り症状は悪くなっていく一方です。
また、治療にも限界があるため、「太ることによって関節への負担を増加させてしまうことを防ぐ」「適度な運動によって関節周りの筋肉をつけ、関節への負担を軽減する」などの予防が大事になってきます。

2.スポーツ時の関節障害

最近は中高年や高齢者にもスポーツを楽しむ方が多くなってきました。
適度な運動は関節痛の防止として良い影響を及ぼすはずである一方で、若い頃と同じような感覚で準備運動やストレッチをせずにいきなり激しい運動をすると関節を痛めてしまいます。

 

もしスポーツをするようになってから関節が痛み出した、という場合には痛みが引くまでしっかりと休養をしてください。
また、スポーツをする前にしっかりとストレッチや準備運動を行うようにすることでスポーツ時の関節障害は予防することが可能です。

 

3.関節リウマチなどの病気

関節リウマチは、自己免疫疾患の一つであり、30代から50代の女性に発症しやすい病気です。
関節が炎症を起こした結果、関節が腫れ、軟骨や骨が破壊され関節の機能が損なわれてしまいます。

 

人間の体には、体外から侵入した細菌やウイルスなどを攻撃、破壊して排除する「免疫」と呼ばれる機能が備わっていますが、この免疫に異常が生じると、誤って自分自身の細胞や組織を攻撃してしまいます。

 
これによって関節の周囲を取り囲む滑膜や軟骨、さらには骨までも破壊してしまうのです。
関節の痛み以外にも、発熱や疲労感、食欲不振などの全身症状も生じるので、関節痛に合わせてこれらの症状が出た場合には、すぐに専門医の診察を受けるようにしましょう。

 
早期に発見し適切な治療を行えば、症状のコントロール、関節破壊の進行防止をすることができます。

関節炎の中でも多い 変形性ひざ関節症の改善方法

年齢を重ねると身体に様々な違和感や痛みなどの症状が出てくることがよくあります。関節痛もその一つで、中でも、多くの高齢者の悩みとなっているのが変形性ひざ関節症です。歩いたり立ち上がったりすると膝が痛む、というのはこれが原因なことが大半です。そもそも、何故、痛みがでるのでしょうか。

【1. 変形性ひざ関節症とは】

変形性ひざ関節症とは、関節軟骨が老化することにより、すり減りや関節の変更が起こることによります。また、若くても靱帯や半月板損傷などの外傷や化膿性関節炎などの感染の後遺症などで起こることもあります。

 

初期の場合ですと、歩くときや立ち上がる際などに痛みますが、末期になると、安静時でも痛み続けることになり日常生活が困難になります。軟骨は一度無くなると二度と再生することはできません。そのため、それ以上に悪化しないようにするため周囲の筋肉を鍛えたりサポーターで支えたりと膝への負担を減らすようにする必要があります。

【2.診断】

整形外科では、問診と触診、レントゲンを用いることが一般的です。触診で各部の痛みの有無を調べ症状を判断します。レントゲンでわかりにくい場合は血液検査やMRIを使用する場合もあります。

【3.治療】

治療方法として痛みはあるが歩行可能など軽い場合は、筋肉強化と減量で膝への負担を少なくします。痛みが強い場合は薬物療法もあり、鎮痛薬を内服し、外用薬を使用します。ただし、これは痛みを和らげるだけであり、根本的な治療ではないので完治はしません。また内服薬は、長期使用すると肝機能障害などの副作用を起こす場合があり、短期間でしか使用できないデメリットもあります。

 
悪化すると関節液が膝上部に溜まり血行不良が起こり、更に悪化してしまうため、液を抜く必要があります。この液には膝を曲げ伸ばしするための潤滑油としての役割も含まれているため、抜いた分を補うヒアルロン注射が必要になります。ヒアルロンはサプリなどでも市販されていますが、内服は膝への吸収力はほとんどなく直接注射することがベストとされています。ヒアルロン注射は1回では効果薄れてしまうため定期的に数回続けて打つことが一般的です。

 
ヒアルロンでも痛みが改善されない場合は、ステロイド剤を注射することもあります。ステロイドは消炎作用が強く即効性がある反面、免疫力を下げるため細菌感染しやすく、骨自体に影響を及ぼすこともあるため長期で使い続けることはできないデメリットもあります。
それでも改善が見られない場合や完全に変形してしまった場合は外科的手術が必要となってしまいます。そうならないためにも、普段からの生活習慣を見直しましょう。

関節の腫れはリウマチのサイン

ふとみると、足首や手指の関節が腫れている、最初はたいした痛みがないからと放っておくと、やがて激痛に襲われる…これは私が関節リウマチを患った時の経験です。

はじまりは筋肉痛?腕立て伏せができない

仕事先でとても重いお土産をいただき、やっとの思いで自宅に帰りついて一息。なんだか腕全体が痛いようなダルいような気がしてなりません。体力には自信があったのに、重い荷物を持ったくらいで筋肉痛とは情けない、これは鍛え方が足りないのでは?と、ふと腕立て伏せをやってみようと思いました。

 

ところが、腕立て伏せの姿勢で体を支えることすらできなかったのです。ここまで落ちたか…とガッカリするとともに、それにしても何かがおかしいという違和感がありました。

手指、足首の関節が腫れ、微熱が続く

腕立て伏せができず、情けない思いをしてから1週間くらいたった頃でしょうか?特別何かがあったわけでもないのに手の指の関節、足首がむくむくと腫れていることに気づきました。激痛というほどのことはなく、指が動かしづらく物がつかみにくいという症状が現れたのです。

 

そのうえ、微熱が続くようになり体全体がダルくて仕方ない…さすがにこれはおかしい。病院に行こうと思いましたが、何科にいっていいかも分からず、とりあえずいつも通っていたかかりつけの診療所に行ってみることにしました。私の手足をみた先生はすぐに血液検査を指示し結果が出るのを待つことになったのです。だいぶ待たされた記憶がありますが、再び診察室に呼ばれたときに告げられたのは「リウマチ」という思いもよらない病名でした。

 

正直、リウマチなんてお年寄りの病気と思っていたので、まさか?という気持ちでした。ただ、私がラッキーだったのはその日、たまたま専門医の診察がある日だったことです。検査してくれた先生のところから専門医のとこに回されリウマチの確定診断を受けました。まずは痛みをとり、熱を下げるためにロキソニンを処方されました。特効薬はステロイドですが、その時点ではまだあまり症状が進んでいなかったため、消炎鎮痛剤で様子をみることになったのです。

え?腕がとれた??

その後、定期的に病院に通い始めましたが、しばらくは大きな変化もなく症状も安定していました。ところがある朝、それは突然やってきます。目が覚めると万歳するような格好で寝ていたようで、両腕が上に上がっていました。起き上がろうとして腕を動かしたとたん、今まで1度も経験したことのない激痛が襲ってきたんです。

 

そのとき私「あ、ヤバイ、腕がもげた」と本気で思いました。あまりの痛みに両腕がとれてしまったと思ったのです。そこからは起き上がるのにも悶絶しました。何せ指先から肩までのあらゆる関節が痛くてたまらないのです。立ち上がろうとしても床に両手をつくことすらできない。いったい何がおこったのか?と思いました。あとで知ったのですが、これがリウマチ特有の「朝の強ばり」というもので、ゆっくり温めるなどの方法で緩和されるのだそうです。

薬で症状軽減、今ではほぼ普通の生活に

ここまで消炎鎮痛剤だけでやってきましたが、もう無理です。なにしろ朝がくるのが恐ろしい。痛みはロキソニンで軽減することはあっても完全には消えません。次第に箸も茶碗も持てなくなりました。そこで覚悟を決めてステロイドを処方してもらうことになり、これを飲みだしてからはあの痛みはなんだったのか?と思うほど一気に回復していきます。

 

今ではほとんど普通の生活に戻り、朝が来てもビクビクしなくてよいのです。ステロイドは怖い薬だと思います。あんなに辛かった痛みを一気にとってくれるのですから…でも、素晴らしく大切な薬でもあります。医師の指示に従ってきちんと飲んでいる限りは怖くもありません。大事なのは異変に気づいたら早めに対応すること、もらった薬は言われたとおりキチンと飲み、自己判断でやめたりしないことですよ。